先日、義父が還暦を迎えた。
普段は誕生日祝いメールくらいしかしない私たちであるが(父の日と近いので兼用していた)、
還暦祝いなのでちゃんとプレゼントを贈ろうという気になった。



還暦と言えば赤いちゃんちゃんこ。
しかし、義父は「赤いちゃんちゃんこなんて年寄りみたいでいやだーーー」と前々から言っていた。



だが、しかーし、そんなことでめげるくろえるではない。
「やっぱ、赤いちゃんちゃんこでしょ( ̄▽ ̄) ニヤ」と義父の必死のアピールをまるで無視。



赤いちゃんちゃんこについてのリサーチを開始したのだが、驚愕したのがそのお値段。。。
安いものでも5千円前後はするのだ。
嫌がる義父にコスプレさせて5000円。

ありえない。ありえるわけがない。ありえていいはずがない。
「義父が嫌がっていたものにそんな大金かけるなんてばかばかしすぎるよ。
だったらうまい酒でも用意してあげたほうが喜ばれるでしょ」と私は大反対。


しかし、くろえるは
「昔から決めていたことだから、ちゃんちゃんこは外せない!そんなに言うんだったら俺のお小遣いで買う!!」
と鉄の精神でちゃんちゃんこを貫いた。
何が彼をそんなにちゃんちゃんこに駆り立てたのか、今でも私にはわからない・・・。




そして、くろえるは某楽天を使用して発注。
誕生日に無事義父の元に届いたようである。


義父の誕生日当日、義父から私の携帯に電話がかかってきた。
義家族は、くろえるが電話に出ないと、私のところに電話をかけるのだ。
「とどいたよ~。ありがとー。
でもね・・・赤いちゃんちゃんこは・・・年寄りみたいで嫌だ・・・。
発注元は家の近くなんだよねぇ。。。返してきていい?」


やっぱり・・・(^▽^;)



しかし、ここは一応夫婦なので、
「ですよねー、あんなもんいらないですよねー。
返しちゃってそのお金でうまい酒でも買ってください!」
なんて答えるわけにもいくまい。。。


仕方がないので、くろえるの代弁をすることにした。
「一生に一度ですし・・・(*^▽^*)」
「縁起物ですし・・・(* ̄∇ ̄*)」
「記念に孫と写真だけでも・・・('-'*)フフ」
くろえるが私を説得する際に言っていたことをそんまま義父に言ってはみたものの、義父の声のトーンが上がることはなかった。




帰宅後、くろえるに一通り報告。
「くろえるのところにも電話かかってきたでしょー。そういう時くらいちゃんと出てよー。」
「ん?俺のところにはかかってきてないよ?」
「へ?なんであたしのところにダイレクト?」
「しろえるの名前で出したからじゃない?」
「は???」
「しろえるの楽天ID使ったから。」
「ちゃんと送信者の名前変えておいてねって言ったでしょ?まさかそのまま出したなんてことはないよね!?」
「きいてないよ?他にはなんか言われたけど。」
「他にはなんもいっとらんわーーーーーっ!!
まさか・・・まさか、旧姓のまま出したんじゃないでしょうね!?!?」
「知らない(=゜ω゜)ボー」



PCにダッシュし、確認メールを見ると・・・
見事に旧姓のまま・・・il||li _| ̄|○ il||l


つまーり・・・。
あたしは、義父が嫌がっていたちゃんちゃんこを、
誕生日当日に「旧姓」で贈りつけた嫁・・・ってことになっているということ・・・?


ふつーに考えて、
ちょっとあり得ない嫌がらせっぷりじゃないか?


これで義父がへこんだ声で電話してきた理由もわかった・・・
それ以上に、義母に何と言われているも気になるところだ・・・・・・




古今東西、なくならないのが嫁姑バトル。
実の親にはかなりの頻度で口答えする私も、
姑の前では極力バトルにならないように注意してきたつもりなのに・・・
こんなことで、今までの努力が水の泡なのか・・・il||li _| ̄|○ il||l



く~ろ~え~~る~~~(地獄の底から響く声)
なんてことしてくれんね~~ん~~~~
ちゃんとお義父さんとお義母さんに説明してよ~~~~~~~

「おう!まかせとけ!
俺がお小遣いで買ったってビシッと言ってやる!」


・・・なんか違う気がするけど・・・まぁいい。
後の諍いの種にならなければ何でもいい。



今週末は義父のお祝い会だ。
一同が会するその場・・・
義父も義母も酔って記憶がなくなるその前に・・・
あたしが全くの無実であるということを・・・
くろえるがきちんと説明してくれることを切に願っている・・・。